クラウドサービスとは、コンピュータ上でインターネット通じて提供されるサービスである。利用する時は、スマートフォンやパソコンをネットと繋げて使用する。それまで、コンピュータを使う際にはパソコンに入っているソフトウェアなどを利用していたが、クラウドサービスを利用することで多くのメリットが得られた。
まず導入するのが簡単であることだ。業務用のクラウドサービスを例にする。従来、会社では給与ソフトなどのソフトウェアは会社が購入していた。またその導入に関しては、それが実際に使いこなせるかわからないのでリスクでもあったのだ。

しかし、クラウドサービスでは、ネットワークを経由してソフトを利用できるので、使えないかもしれないソフトを購入しなくて済む。一度試しに使ってみて、使えればそのまま継続するということができる。
他には、煩わしいメンテナンス作業をしなくてもよく、いつも最新の状態で使える。それにより従来メンテナンスに充てていた時間や資金を他の分野にまわすことも可能になるのだ。
クラウドサービスの提供や利用形態は、SaaS、Paas、Iaasの3つの分類に分かれる。その中のSaaSは、「Software as a Service」を略したものである。この形式の魅力は、データの保存を自分のパソコンではなくインターネット上にできることだ。
そしてデータには、スマートフォンやパソコンなど端末を選ばずアクセスが可能である。それにより、会社などで複数の人が同時にデータを繋げて作業することができるのだ。